iPhoneのカメラが真っ暗で何も映らない!修理に出す前にチェックしたいこと

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最近は一眼レフカメラ・デジカメなどを持ち歩かず、iPhoneで写真撮影を済ませる方も多いのではないでしょうか。

しかし、iPhoneを使用していると、本体の外に付属されたアウトカメラや、画面側に内蔵されたインカメラが真っ暗になり、写真がまったく撮れなくなってしまう症状がたまに起こります。写真を撮りたいと思っていたときに、突然何も写らなくなってしまっては誰もが困りますよね。

そこで今回はiPhoneのカメラが真っ暗になる原因と、その対処法をご紹介します。iPhoneの使い方に慣れていない方でも簡単にできる対処法ばかりなので、お困りの方はぜひチェックしてみてください。

iPhoneのカメラが真っ暗に!原因は何?

iPhoneのカメラが写らなくなってしまった原因としては、大きく分けて下記の3種類があげられます。

・iPhoneの外側(付属品など)の問題

・カメラアプリの問題

・iPhone内部の問題

上記のように、原因となり得る箇所が複数あることから「iPhoneのカメラが写らなくなった」という症状だけでは、原因を断定することはできません。

また、原因となる箇所によって直し方が異なるため「1つの方法で症状が改善しなかったから、修理に出す」のではなく、ご自身でできる対処法をすべて試してから修理依頼を実施するか・しないかの検討をすることをおすすめします。

修理に出す前にチェック!iPhoneのカメラに何も映らないときの対処法

iPhoneのカメラに何も写らなくなってしまったときには、どのように対処すれば良いのでしょうか。ここでは、4つの対処法のやり方と、対処を行う理由についてご紹介します。

iPhoneに着けているケース・フィルムをはずす

iPhoneのカメラが真っ暗になってしまったときに意外と多いのが、iPhoneのケースや保護フィルムがレンズにかぶってしまっているという状況です。

主にアウトカメラで起こる可能性が高い状況ですが、iPhoneのサイズに対して少し余裕のある設計で作られているケースを使用している場合、ケースがずれることで簡単にカメラレンズが隠れてしまうこともあるので、注意が必要です。また、画面の周りに柄が描かれている保護フィルムがインカメラに重なってしまっている場合もあります。

他の対処法を試す前に、まずはiPhoneのケース・フィルムを一旦すべて外し、症状が改善するかどうか確認してみましょう。

カメラアプリを再起動する

iPhoneのカメラが真っ暗になってしまったときには、カメラアプリの再起動が有効です。

複数のアプリが起動状態のままにしているなど、メモリに負担がかかってしまっていることでアプリ読み込みが正常にできず、不具合が起きてしまうことがあります。そんなとき、アプリを再起動することでリセットされ、次回起動時には問題なく動くことがあるのです。

ホームボタンのある端末はホームボタンをダブルクリック、iPhone X以降のホームボタンなしの端末は画面の下側から上側にスライドして起動しているアプリを一覧表示した後、上にスライドすることでアプリを終了できます。一覧からカメラアプリが消えていることを確認したら、再度カメラアプリを起動しましょう。

iPhoneを再起動する

iPhoneを再起動することは、カメラが真っ暗になってしまう症状に限らず、iPhoneに不具合が起きたときによく行われる対処法です。

iPhone Xよりも前の端末は本体右側面にあるボタンを長押しすることで、iPhone X以降の端末は電源ボタンと本体左側面にある音量ボタンを同時に押すことでiPhoneの電源がオフできます。

OSをアップデートする

iPhoneには、OSと呼ばれるiPhoneを使うための基盤となるシステムが内蔵されています。このOSは自動的に更新が行われますが、何らかの理由で更新が正常にできず、古いままの状態になってしまっていると、アプリが正常に動かない不具合が起きてしまうことがあるのです。

「設定」→「一般」→「ソフトウエア・アップデート」で使用しているiPhoneのOSが、最新版になっているかどうか確認してみましょう。最新版でない場合には、画面下部に「ダウンロードとインストール」という項目が表示されるので、項目をタップすることで更新を実施できます。

なお、OSをアップデートする際にはiPhoneが数分間使用できなくなるので、タイミングには注意してください。

iPhoneのカメラを修理に出すときの注意点

ここまでiPhoneのカメラが真っ暗になってしまったときのさまざまな対処法をご紹介してきましたが、上記の方法でも症状が改善しない場合にはiPhoneを修理に出すのがおすすめです。

ただし、iPhoneを修理に出すと言っても、適当なお店に出せば良いわけではありません。場合によっては、修理に出したにも関わらずiPhoneを壊されてしまったり、データを全削除されてしまったりすることもあるため、修理先はよく注意して選ぶようにしましょう。

そこで、ここからはiPhoneを修理に出すときの依頼先を選ぶポイントと、カメラの修理期間についてご紹介していきます。iPhoneのカメラをしっかりと修理してもらうためにも、あらかじめ注意点を確認しておきましょう。

修理の依頼先を選ぶポイント

iPhoneを修理に出すときには、以下の3つの条件で比較をし、依頼先を選ぶのがおすすめです。

・信頼できる店舗であること

・価格

・修理までにかかる時間

修理の依頼先の選択肢

iPhoneを修理に出す場所として、まずApple Storeを思い浮かべる方も多いことでしょう。

AppleはiPhoneの正規取扱店のため、確実に修理してもらえるという安心感がありますが、修理が終わるまでしばしば時間がかかることがあります。また、修理内容によってはデータを全削除されてしまうことがあるため、依頼前には念のためバックアップを取得しておくのがおすすめです。

iPhoneを仕事で活用している方も多いことから、「とにかく早く修理を終わらせたい」という方もいらっしゃることでしょう。修理のスピードを求めるのであれば、Apple以外のiPhoneの修理業者を選ぶのがおすすめです。

ただし、中には質が悪い業者もあるため、事前に入念な下調べをしてから依頼するようにしましょう。業者選びの1つとして、修理の質を担保している「登録修理業者制度」に登録している業者かどうかをチェックするのがおすすめです。

修理にかかる期間はどれくらい?

iPhoneの修理にかかる時間は店舗・状況によっても異なります。

Apple Store直営店・Apple正規サービスプロバイダーに修理を依頼する場合、内容によってはその日のうちに修理が完了するとApple公式サイトに記載されています。店頭では修理ができず、Appleリペアセンターでの修理となった場合や、持ち込みができず配送で修理を依頼する場合には、5~7営業日が必要なようです。

一般的なiPhone修理業者へ依頼する場合も、自宅に来てもらう出張修理や店舗持ち込みなら、早ければその日のうちに修理が完了します。修理期間が気にかかるようであれば、事前に電話などで相談してみるのも良いでしょう。

おわりに

今回はiPhoneのカメラが真っ暗になってしまったときの原因・対処法をご紹介しました。

iPhoneのカメラが真っ暗になってしまったときには、カメラアプリの問題、iPhone内部の問題など複数の原因が考えられます。原因の部位に問わず、ご自身でできる対処法もありますので、まずは今回の記事を参考に対処を行ってみてください。

ご自身ではどうにもできず修理を依頼する場合には、AppleおよびAppleの正規プロバイダー、もしくは登録修理業者制度を取得している業者に依頼するようにしましょう。

iPhoneの故障トラブルの場合は、 登録修理業者に依頼することをおすすめします。国の基準を満たした技術力と安心感で選ぶようにしましょう。