【スマホの機種選び】ハイエンドスマホとは?ミドルレンジとの違いは何?

ミドルレンジスマートフォン スマートフォン

スマホの機種を選ぶときに迷うことといえば、どんな機能を搭載しているのか、ついている機能の性能がどれほどの良いのか、といったスペックについてですよね。

そんなスマホをスペック別に分類した単語として、ハイエンド・ミドルレンジ・ローエンドといった3つの言葉があります。しかし、あまり耳馴染みのない単語なことから、「ハイエンドスマホって何?」「それぞれのタイプの違いがよく分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、3種類の機種クラスの違いと、各タイプがどんな人におすすめなのかをご紹介します。

スマホの機種選びのポイントとは?

スマホを選ぶときにはカラーやサービスオプションも大切な判断基準の1つですが、使用感に最も影響を与えてくるものといえば、スマホ自身のスペックですよね。

スマホの機種選びをするときには、まず「自分はどんな機能が欲しいのか」「どの程度の性能のスマホが欲しいのか」を明確にし、該当する機種クラスを決めるのがおすすめです。

とはいえ、自分にはどの機種クラスが合うのか、なかなか決めるのが難しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなときには、「ご自身がどんな目的でスマホを使うか」を振り返ってみましょう。

例えば、スマホで写真をたくさん撮る人であれば、カメラの性能が良いスマホを選びたいところですよね。ゲームや動画視聴を楽しみたいという方は、できるだけ映像がきれいで処理速度の速いスマホを購入するのが良いでしょう。反対に電話やLINEでしかスマホを使用しないという方であれば、さほど映像や処理速度の性能の高さは気にしなくても大丈夫そうです。

このように、使用目的によって、どのくらいのスペックを搭載したスマホが必要なのかが、自動的に分類されるようになるのです。スマホの機種クラスを決めるときには、まずはご自身がスマホをどんな目的で使うのか、どのようなアプリを頻繁に使う可能性が高いのかを考えてみましょう。

以下ではハイエンド・ミドルレンジ・ローエンドスマホの特徴と、それぞれの機種クラスがおすすめの人を紹介しています。ご自身の使用目的・頻度とマッチしているのはどの機種クラスなのか、ぜひ照らし合わせながらチェックしてみてください。

【スマホの機種クラス・1】ハイエンド(フラッグシップモデル)とは?

「ハイエンドスマホ」とは、他の機種と比較してCPUの性能が高い・高画質カメラを搭載しているなど、高性能・多機能なスマホのことを指します。メーカーの持つ技術力がすべて注ぎ込まれた、メーカーの象徴的な製品であることから「フラッグシップモデル」とも呼ばれます。高性能・多機能であることから、他の機種と比較して値段が高価になる傾向にあるのもハイエンドクラスのスマホの特徴です。

ハイエンドスマートフォン

なお、機種クラスの分類に具体的な条件は定められていないため、厳密なスペックの違いは機種によって異なることを認識しておきましょう。

そんなハイエンドクラスのスマホの具体例としては、以下のような機種が挙げられます。

  • iPhone XS / XS Max
  • Xperia 1
  • Galaxy Note 9

ハイエンドスマホがおすすめな人ってどんな人?

高性能・多機能な製品が分類されているハイエンドクラスのスマホは、スマホで頻繁に映画や動画を見たり、さまざまなゲームをしたりと、テレビやパソコンの代わりとしてもスマホを利用する方におすすめです。また、ハイエンドクラスのスマホには高画質のカメラが搭載される傾向にあることから、写真や動画のきれいさにこだわりたい方にもぴったりのクラスと言えるでしょう。

ただし、他クラスのスマホと比較して価格が高額になる傾向がある点には注意が必要です。スマホ本体が高額になるほか、動画視聴やオンラインゲームの利用は通信量もかさむため、ギガ不足になる可能性も高くなることを認識された上でハイエンドスマホの購入を検討してくださいね。

【スマホの機種クラス・2】ミドルレンジモデル(ミッドレンジモデル)とは?

高性能・多機能のハイエンドクラスのスマホに対し、スペックと価格のバランスが良く、一般的な生活で過不足なく使用できるスマホが「ミドルレンジモデル」です。「ミッドレンジモデル」と呼ばれることもあります。

ただし、機能・価格のバランスが取れた使いやすい機器クラスであることから、さまざまなブランドから多くのスマホが販売されており、特に選定が難しいクラスでもあります。ミドルレンジモデルの中から購入するスマホを決めるときには、メモリ・容量などのスマホごとのスペック詳細を確認した上で判断するのがおすすめです。

そんなミドルレンジモデルの具体例としては、以下のような機種が挙げられます。

  • Google Pixel 3a / 3a XL
  • TORQUE G04
  • arrows Be F-04K

ミドルレンジスマホがおすすめな人ってどんな人?

ミドルレンジのスマホは機能・金額と共にバランスの取れた機種クラスの製品であることから、幅広い方におすすめできます。

「映画・ゲームは頻繁には見ないけれど、SNSはよく利用する」「一眼レフカメラのようなキレイな写真は撮れなくて良いけれど、しっかりとしたカメラ機能のついているスマホが欲しい」といった、「性能の高さや機能の多さは求めていないけれど、ある程度の性能は欲しい」という方にはミドルレンジのスマホがぴったりです。

ミドルレンジのスマホは種類が豊富にあるため、あらかじめ細かい条件や、好みのメーカーを決めておくことでスマホ選びがよりしやすくなりますよ。

【スマホの機種クラス・3】ローエンド(エントリーモデル)とは?

ハイエンド・ミドルレンジスマホと比較して、必要最低限の性能を搭載しているスマホが「ローエンドクラス」です。高画質の動画を見たり、ゲームをプレイしたりするのにローエンドクラスのスマホはあまり向いていませんが、ウェブサイトの閲覧や連絡のやりとりには問題ありません。

ローエンドスマートフォン

スマホ初心者でも抵抗なく使いやすい機種であることから、「エントリーモデル」という呼び名を使用されることもあります。搭載されている機能が最低限ということもあり、ハイエンドクラス・ミドルレンジクラスのスマホと比較すると低価格で購入できるという点も、ローエンドモデルの魅力と言えるでしょう。

そんなローエンドモデルの具体例としては、以下のような機種が挙げられます。

  • ZenFone Max (M1)
  • UPQ Phone A01
  • jetfon P6

ローエンドスマホがおすすめな人ってどんな人?

スマホの機能をあまり必要としない方や、普段あまりスマホを使用しない方には、ローエンドクラスのスマホがおすすめです。

ハイエンドクラス・ミドルレンジクラスのスマホは機能も多く、画質・カメラなどの性能も良いため一見便利に見えます。しかし、スマホをあまり使用しないスマホ初心者の方が購入すると、容量のほとんどが余ってしまったり、機能が使い切れなかったりと、無駄になってしまう可能性が高いのです。また、ハイエンドクラス・ミドルレンジクラスのスマホはローエンドクラスのスマホよりも価格が高くなる傾向があるため、使わない機能のためにお金を払って損をしてしまう可能性もあります。

「たくさん機能がついているスマホの方が安心だ」と安易に考えず、ご自身がスマホで使用する機能や使用頻度を振り返って、機種クラスを選ぶようにしましょう。

おわりに

今回はハイエンド・ミドルレンジ・ローエンドの3種類のスマホのクラスについて、それぞれの特徴と、各タイプがどんなに人におすすめなのかを紹介していきました。

スマホの機種クラスは、スペックによって分類されています。ハイエンドクラスは高性能・多機能のスマホ、ミドルレンジクラスは価格と機能のバランスが取れたスマホ、ローエンドクラスは必要最低限のみの性能を搭載しているスマホのことです。

スマホの機種選びをする際は、ぜひご自身がどんな目的でスマホを使用するのか、どの程度の頻度でスマホを使用するのか振り返りながら、購入するスマホを決めてみてはいかがでしょうか?

スマホの使い方に関するコラムも多数掲載しております。スマホの機種選びでお悩みの方は、ぜひ他のコラムも参考になさってみてください。